カミグセ「SとNの間の香り」 作・演出 つくにうらら(カミグセ)

2016 12.22 thu - 25 sun @space EDGE

公演の詳細はhttp://www.kamiguse.comより


クラウドファンディング実施中!

「カミグセ『SとNの間の香り』再演製作支援プロジェクト」



もう夢なんて見たくないと言ったって

ここ最近の夢見が悪い。

最近やっと穏やかな生活に落ち着き始めて、突然癇癪を起こすことも減り(お恥ずかしながらこの歳になっても、というかこの歳になってカチンときて酷く喚き倒すことが増えに増えた)、やっとだやっと、この一、二週間上手くやっている感触があるのだけれど、唯一の阻害は夢。

元々、夢と現実の境が分からなくなって、夢で見たことを現実だと信じてしてもいない約束を信じ込んだり、寝起きに不機嫌になって暴れたりなど、夢はいつも私にとってあまり良い作用を及ぼさないことはこの3〜4年で痛感してはいたのだけれど、またも最近ぶり返している。

大丈夫、大丈夫と言い聞かせながらも、実際は頭の片隅で何かにつけ臆病が顔を出し、夢の中でコツコツとノックをしてくる。

その大丈夫は本当に大丈夫か。
それはお前の「夢」ではないか。

正直、そっとしておいてくれ、と自分の臆病に対して思う。
いいんだよ、いいってことにしたいんだよ。
お前がいなければ、もっとずっと穏やかだ。
私の臆病は、私を着実に食い潰す。

臆病はせっかちで短絡的だ。
怖さを和らげたがる癖に、だいたいその臆病は下着一枚で地雷原に踏み出し、そして踏む。
事前の思考なんて、実際あったものではない。
臆病はよく考えているフリをする癖に、結局最後は裸足でガラスを踏む。

そろそろ私の飼う臆病も、思考の筋力をあげてやらねばと切実に思う。
ドス、と腰を深く下ろしている覚悟には、とても体力がいるのだ。

とにかく、私は私の臆病に、私の臆病が唐突に耐えきれず駆け出した結果の怪我に、この先の未来を潰されたくはない。

結果は焦らない方がいい、としっかりと、ドス、とやっていかなければいけない。
結果とは、何事も終わってみるまで分からないのだ。
ドス、とやっていくというのは忍耐だ。


とは思いつつも、以前も同じ夢に何年も何年も苦しめられていた経験から、今日も私は夢が怖い。

臆病で正直とは、大層我儘な生き物に育ったんだな。