カミグセ「SとNの間の香り」 作・演出 つくにうらら(カミグセ)

2016 12.22 thu - 25 sun @space EDGE

公演の詳細はhttp://www.kamiguse.comより


クラウドファンディング実施中!

「カミグセ『SとNの間の香り』再演製作支援プロジェクト」



クラウドファンディング終了まで残り2日!&最近の作品の話

大変ありがたいことに、「カミグセ『SとNの間の香り』再演製作支援プロジェクト」のクラウドファンディングが、無事目標金額の350,000円を達成しました!!!
ご協力くださった皆様、情報の拡散等をしてくださった皆様、本当にありがとうございます。

こちらのクラウドファンディング、目標金額を達成しても申し込みが可能でして、というか目標金額達成後もたくさんのお申込みを頂戴しておりまして、大変嬉しい限りです。
12月16日(金)いっぱいまでのこの企画、現在達成率138%の487,000円まできております。
目標金額を超えた分は、まだまだ不足している運営費として使わせていただきますので、よければ是非、最後まで応援していただけますと幸いです。

ちなみに、「不足している運営費って具体的に何さ」という疑問をお持ちの方に、包み隠さず内訳を話せば、
・小道具代(お弁当の中身など)
・グッズ製作代
・会場の暖房器具の灯油代(マジ) etc...
書いていたらちょっと切なくなってきたので、このあたりでご勘弁下さい。
ひとつ言えることは「1mmも無駄にしません、出来ません」ということだけです。

まだクラウドファンディングのページをご覧になっていない方、是非ご一読くださいませ。
皆さんにどうしても私が作品を作りたい、ということを知ってほしく、かなりヒーヒー言いながら書きました。笑

女優6人で描く、少女たちの繊細な世界。カミグセ「SとNの間の香り」再演製作支援プロジェクト - クラウドファンディングのMotionGallery

 

・・・と、さんざんクラウドファンディングのことばっかり宣伝してしまいましたが、もちろん普通に公演に遊びに来てくださるだけでも十分すぎるくらい十分なのです。
演劇はお客様がいないと成り立ちません。
是非客席から、私達を見届けてくださいませ。
今回お席が少なめのため、早めに予定枚数を終了してしまう可能性があります。
ご予約をお考えの方はぜひお早めにご予約を!
もちろん、当日券も各回販売しますので、フラッと予定が空いたなんて方はそちらも是非ご利用下さい。

公演詳細はこちら

皆さんが観に来てくださると思うと、とにかく勇気づけられます。
クリスマスに沸き立つ渋谷で、ちょっと静かめのお芝居をご用意して、お待ちしてます。

 

 

さて。
色んなお知らせはこのくらいにして、いま作品を作る上で考えていることを少し書きます。

初演と再演で、この作品が持っている意味合いがかなり変わってきていて。
初演当時は「暗中模索を振り払うための決意表明」みたいな感じだったと思っているのだけれど、今回は「蛹が成虫になる儀式」だな、と思っている。
受け入れて生きていく、生き続けるために大人になる、今回はその過程の話で、それを舞台上に乗せていきたい。
儀式は、辛く、苦しく、美しい。

それから、初演時とかなり違うのは「繋がる」という意識の強さ。
ふにゃふにゃの「ひと」が自立した「個」になって、それが繋がることで生まれるパワーを信じたい。
怖くて、ときに逃げ出したくもなるけれど、でも結局一人でどうしようもなくなったとき私を助けるのは「繋がる」という力。
その連鎖をしっかり生み出したい。

結局、日頃どれだけ何かと繋がることを面倒臭がっていても、気がつけば繋がることを求めてしまう。
私は臆病で、人間が好きで、面白いと思っている、そしてそんな自分を不思議にも思っている。

そう、私が演劇をしていて何に辿り着いたって、「人間って面白い」なのだ。
その存在そのものが魅力的で、語り尽くせなくて、解き明かせない。
ずっとずっと見ていられる、だからずっとずっと見ていたい。
人間が不思議であるから、何だか安心していられる気すらする。

もう最近は、こんな話ばかりを親しい人にしている。
そしてこんな私の話を聞いてくれる人たちのことも、また愛しい。

クラウドファンディング達成率50%!!!と、ちょっと稽古の話

すごい、ほんとうに、ほんとうですか、ありがとうございます・・・!!!

ということで、先日告知した「カミグセ『SとNの間の香り』再演製作支援プロジェクト」と題したクラウドファンディングが、おかげさまで達成率50%を超えました!
〆切まで残り25日、目標金額まであと167,000円です!!

正直な話、クラウドファンディングをやる前までは、自分の作品を応援してくださる人いるのかな、なんて結構卑屈になっていたふしもあったはあったのですが(笑)、こうして目に見える形でこの作品を楽しみにしてくださっている方がいる、ということを知れて、いまとても救われています。

ちなみに、クラウドファンディングのリターンの中でも(一部界隈で)特に話題となった「星秀美が劇中でぶつけられるお弁当のおかず決定権」も、遂にお申込みいただけました!
迷っている方、お弁当ぶつけるってどういうことだよという方、現在公開中の初演時戯曲前半部分に該当シーンがございますので、よければ参考にしてくださいませ。
それでもわかんねえよ!!!という方は、遠慮なくお問合せいただくか、出演者の星秀美が日替わり(基本は金曜)でバーテンをしているgijidoというバーに行って直接聞いてみるというのもありです。お弁当箱のだいたいのサイズとか多分教えてくれます。

ということで、クラウドファンディング、引き続き応援よろしくお願い致します!
近日中に、クラウドファンディングをご支援いただいた方限定公開のアップデート(ブログ記事みたいもの)も公開予定です!

 

さて。
鋭意改稿中&稽古中です。
もう少し頭を捻らないといけないところがあって、これからドラマトゥルクの有吉くんに相談に行く所です。あとついでに焼肉をたべる。

稽古は、鈍った身体と頭を起こすことに重点をおいて、ストレッチ、筋トレ、シアターゲーム等で身体をいじめています。
あとは、本編で使う合唱の稽古、これとても大変だし大切なので、引き続き頑張らないといけません。

本読みも少しずつ進んでおりまして、台本の改稿に初演出演陣が冒頭からびっくりしていたのが特に面白かったです。
また、再演から出演の3名によって作品の手触りがガラッと変わったこと、それにともなって初演メンバーも引き寄せ合うように変わっていったことが新鮮で、俳優の身体に基づいた「演劇」本来の面白みを改めて実感しました。

 

ということで、カミグセ『SとNの間の香り』、12/22[木]〜12/25[日]です。
どうぞよろしくお願い致します。

www.kamiguse.com

※サイトリニューアルしたら更にめちゃくちゃ可愛くなりました

ご挨拶を一つと、『SとNの間の香り』再演のお知らせ

私、とても大事なご挨拶をこちらで忘れていました。

 

わたくしつくにうららは、2016年8月15日付で花まる学習会王子小劇場を退職致しました。
2014年4月より約2年半、プロジェクトディレクターとして勤務し、佐藤佐吉演劇祭や中高生演劇サマースクールの運営など、大変貴重な経験をさせて頂きました。
在職中お世話になりました皆様には、厚く御礼申し上げます。

 

2013年まで芸術監督をしていた玉山悟さんの「うちで働きませんか?」の一声により、大学卒業直前に急遽決まった新しい職場。
誰も知り合いのいない完全アウェーながら、一から面倒を見ていただき、毎日楽しくたまにしんどく、ここまで働かせくださった劇場の皆さんには感謝が尽きません。
ここで培ったことをこの先の活動に繋げられるよう、今後も精進して参ります。
今後ともご指導ご鞭撻のほど、お願い申し上げます。

 

 

さて、最近めっきり己の活動についてのお知らせが苦手になってしまっていますが、今回ばかりは腹をくくって一念発起です。

 

私が大学4年のときに、大学の卒業研究として執筆、上演した「SとNの間の香り」という作品があります。
女の子6人の閉鎖的な寄宿学校での生活を通して、両親への眼差し、見えない未来への不安、生き続けることの勇気と尊さを描いたような、そんな気がします。というか、少なくとも当時はそのつもりでした。
この作品は、もちろん稚拙で至らないことばかりとはいえ、初演時からとても気にいっていて、いつか私がもう少し演劇を上手になったそう遠くない未来、私の手で再演をしようと、3年前から漠然と思っていました。

 

それで、このたびその時が来ました。

 

演劇が上手になったかというと、とてもとてもそんな気持ちは1ミリもありません。
しかし、今やらないともう出来ない、というこれまた漠然とした思い(でも私のこの「漠然」は、だいたいいつも正直なので従うことにしている)がもう駆け出していて、いつしか私だけのものではなくなって、いよいよ来週からは稽古もはじまります。

 

とはいえ、さすがに3年前の「稚拙」は今の私には「恥部」同然、そのままの素材でお出しするにはたいそう憚られますので、そこはいろいろと手を入れていくつもりです。
初演時、お気に入りとはいえ自分の作品に疑問があったことも事実で、そういうことをなんとか出来ないか、考えたいと思います。
無遠慮な素っぴんで陽の光を浴びれるほど、もう私も若くもなくなりました。

 

そう、私が25歳になることも、今この作品をやる「漠然」のうちのひとつです。
私はこの「SとNの間の香り」や、4月に発表した「隣の芝生の気も知らないで」のような、思春期の女子をクローズアップしながら現代の我々と照らし合わせるようなことが好きです。
好きならば延々やれば良いし、実際出来るなら延々やりたい、けれどもここまできてそうも思えなくなってきてしまいました。
一旦何か区切りをつけないと、作家としての私も、一個人としての私も、何か大きく躍進できない気がする。
そういうわけで、その区切りとして、いまこの作品に再び出会うことにしたわけです。

 

もっともっと書きたいことはありますが、あとは作品を観て欲しいです。
私なりに、女性であること、愛すること、生きることを舞台にあげられるよう、精進します。

  

あ、そう。
それから今回の公演では、クラウドファンディングにチャレンジしています!
「カミグセ『SとNの間の香り』再演製作支援プロジェクト」と題しまして、MotionGalleryさんにて不足している公演資金を募っています。

motion-gallery.net

はじめは「チケット代以外にお金をいただくなんて・・・」とたいそう及び腰だったのですが、プロジェクトを立ち上げるために改めて自身の活動を見つめ直すことができたり、応援してくださっている方が可視化できることによってとても心強くなったりと、やってみたらとても面白く、ありがたく、やる気が出ます。
ご支援いただいた方にお返しするリターン(お礼)も、どうせなら楽しんでもらえるものをと思っていろいろとご用意しました。
クラウドファンディング限定で手に入るものもあります!
また、リターンの中にある公演ご招待チケットは、各俳優扱いでもご購入いただけるようにしてありますので、出演俳優を応援してくださっている皆さんも是非ご検討ください。

 

最後に、この公演が終わりましたら、少しお休みをいただく予定です。
1年以内にはまた何らかの形で(カミグセかカミグセじゃないかはわかりません)、皆さんに作品をお披露目できたらとても嬉しいなと思っています。
2016年は自主公演を3本やりまして、3本もやりますと、まあ結構大変なわけです。
何よりインプットの時間がなかなか取れませんでしたから、もう既に現状、カラカラのボロ雑巾状態といっても過言ではありません。
潤いを取り戻し、健やかにまた作品を生み出せるよう、しばらく地中に潜りたい所存です。

 

と、うんざりするほど長い前置きから、公演の詳細です。
皆様のご来場を、心より、お待ちしております。

 

 

カミグセ
「SとNの間の香り」

作・演出 つくにうらら(カミグセ)

2016 12.22 thu - 25 sun @space EDGE

 

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※チラシ、今回2色あります!

 

..CAST
やないさき(白米少女)
星秀美(レティクル東京座)
中村佳奈
植野祐美(ガソリーナ)
三村萌緒
レベッカ(DE PAY'S MAN)

 

..SCHEDULE
2016年12月22日(木)~25日(日)
22日[木] 19:30
23日[金] 14:00/19:30
24日[土] 14:00/19:30
25日[日] 11:00/16:00
※受付開始は開演の45分前、開場は開演の30分前

 

..PLACE
space EDGE
※JR渋谷駅※新南口を出て右折、恵比寿方面へ徒歩2分

 

..TICKET
前売一般 3000円|当日一般 3500円
前売学生 2500円|当日学生 3000円
高校生以下 1000円(前売・当日券共)
リピーター 2000円(前売・当日券共)
※全席自由・当日受付順整理番号付き
※学生・高校生以下は要学生証提示
※未就学児入場不可

 

ご予約フォーム

SとNの間の香り 予約フォーム

(つくにうらら扱い)

 

..カミグセ「SとNの間の香り」ではクラウドファンディングを実施しています。ご支援いただきました皆様にはカミグセからささやかなプレゼントをご用意しております。
詳しくはこちら

https://motiongallery.net/projects/kamiguse_s-n

 

..CONTACT
Mail:info@kamiguse.com
Tel.:090-4745-2670(いいづか)
Twitter:@ka_mi_gu_se
Web:http://www.kamiguse.com

なくてよいのだ

親友Hと出かける約束をしていたのだが、迫る仕事の締め切りと、それに伴っての心身の不調があいまって、急なキャンセルをしてしまった。

そのHとの約束はいつもなら意地でも遂行するのだけれど、どうしても家から出られなくなってしまって、目の前が真っ暗になった。

こんなこと、とにかく珍しい。

 

それで、彼氏のゆづひこ(あたしンちのユズヒコに口元が似ているのでそう呼ぶことにする)に仕事が終わったらすぐ帰ってくるようお願いし、単純作業な仕事から納めていくことにした。

 

嘘は言いたくない、という気持ちが高ぶったせいで、主に自ら文章を認めなければいけないゼロイチの作業が全て滞る。

昨晩遅くまでゆづひこが作ってくれた骨組みを元に色々と書き連ねてはみたものの、だんだんと己のよそ行きな文体に、心が剥離した。

 

リビングの白熱球が計4つも切れてしまい、残るはベッドサイドの心許ないクリップライト1つのみ、そんな部屋にいたのだから当たり前に辛気臭くなる。

とはいえこんなに暗い気持ち、久々だったのだ。

 

ゆづひこが急いで帰宅し、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる。

お酒とオレンジジュース、おまけにハーゲンダッツまで買って、これからピザまでとるという。

その優しさが少し眩しいが、ゆづひこも数日前まで高熱で寝込み、その節には私が甲斐甲斐しくしたのだから、多分おあいこだ。

 

ゆづひこ曰く、書けないところは無理して書かなくてよい、とのことだった。

とはいえ、書けないなら書けないで、またそういう自分に失望的にならざるを得ない。

結果的に、ゆづひこが帰ってきてからも、何度も何度も躓いてしまったが、ゆづひこはそのあいだ中もずっと、甲斐甲斐しく世話を焼いてくれた。

 

全ての工程が終わった頃にちょうどピザが届き、最近のピザの耳になんか色々入れるのすごいと思いながら、海外ドラマを観つつピザを食べる。

ドラマが終わって、入稿前の文章ををゆづひこが丁寧に確認、それでここ数日の悩みはデータとして送信された。

 

この3日、ほとんど眠ることができていなかったので、早々に22時ごろ布団に入ることになった。

二人ともスコンと眠りに落ちた、が、私ひとり2時過ぎに目が覚めた。

 

オレンジジュースを3杯飲む。

私が一度眠ってから夜中に目覚める、というのはとても珍しいのである。

在り方がよく分からず、ガブガブと一気飲みをして、冷えた胃の辺りに後悔した。

 

日頃眠りの浅いゆづひこも、今日はそっぽを向いて静かに寝息を立てている。

うなされやすい人なので、こんなにも穏やかに寝ているととても起こすわけにもいかない。

仕方なくひとりでごろごろしていたが、たまらなくなりゆづひこを起こした。

 

また、ゆづひこ曰く、眠れないならば無理して眠らなくてよい、とのことだった。

目を瞑り横になれば睡眠と似た効果があるからいいのだと。

そうして私を抱き寄せ、我々は落ち着いた。

 

横向きに寝転がって抱きつく時、必ず下側になる腕は邪魔になる。

だいたいの人類がこれだけ生殖を命題的に掲げて生きているのだから、もっとなにか別のあり方が出来たのではないか。

 

みんな、この腕はどうしているんだろう、という疑問の末、人類はまだまだ進化の途上なのだから仕方がない、その体勢がつらいならば無理してその体勢でなくてよい、という気分になり、ゆづひこの腕の中でもぞもぞと、居心地の良い体勢に変わった。

 

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錆る

余生、という響きが妙にしっくりくる。

 

やりたいこともある程度やった。

美味しいものも手近なものは食べた。

行きたい所だってまあぼちぼち行った。

フランシュリッペの服だって普通に着れるようになった。

髪型もいまとても似合うのを見つけた。

大切な人も周りにいる。

家族も元気で楽しそう。

 

それ以外にもまだまだ望みたい、という気持ちになれなくて、水に溶けた向上心をすくおうとしても指の間から逃げるよう。

野心って言葉は、今のわたしから随分遠いところへいった。

 

この穏やかなる侵食は、私の身体を着実に錆びつかせていて、いつかその錆で首が回らなくなった時に果たして後悔しないかと言われると、それは知らない。

 

 

そんなの知るかよ。

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やっぱり「女」にはなれないと思う

いや嘘、実はさっきちょっと、なろうとした。

で、すぐ、「いや違うだろ」って。

別に私が何か変わるとか、そういう話じゃない気がして、変わるんじゃなくて蓄積だよ、年輪だよ、バームクーヘンだよ。

必要なことは身に付ければいいだけで、私が何かになるわけではない。

 

何かになりたくても私は死ぬまで私だよ。

一本通った筋があれば十分だ。

色々おわりました

まず。

カミグセ 佐藤佐吉ユース演劇祭参加作品「隣の芝生の気も知らないで」無事に公演終了しました!
 
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とても素敵な方々に恵まれ、ただただ私は私のやりたいことに正直にやったなあと思います。
本来創作というのはそうあって然るべきというか、ずっとわかっていたはずのことをやっと自ら確かに実行しました。
 
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私にとって時間とは堆積していくもので、通過するものではないと、これはもう生き方レベルの話ですが今回の作品を作るにあたりずっと考えていたことです。
生まれてから今の今まで、すべての自分が過ぎ去ったものでなく並走していて、常に現在は並走する過去を足場にして進行していると思っています。
 
未来のことを考える時、その「未来を考えよう」という思考は結局過去の自分がそうしようと思ったからで、常に私を後押しし続ける未来を知らない過去の自分を客観的に見つめていかないと、思考の根源が蔑ろにされて良くないと思うんです。
 
ちなみにここで、「そんなに自分のことばっか考えてんの?」というつっこみが入りそうですが、私は、私が「何故こう思ったか」という理由を探って、何事もそれを元に行動に移したいと思っているので、社会と向き合う上でも自分のことをちゃんと考える時間が必要です、私は。
人の意見に左右されがちなところをずっと直したいと思っているのの一環でもあります。
 
やはり、過去の自分に対して失礼なこと出来ないなっていう感覚があって、無かったことにしたり、過ぎ去ったことにはせず、常に今の自分が引き受け続けるような関係でありたい。
よく、心と身体の感覚がバラバラになってお互いのこと思いやれてないなという時があるんですが、ちゃんと体内と思考とがお互いのこと思いやって動けるみたいな、思考と行動がバラけないようになりたいです。
これできてる人がずっと羨ましい。
 
過去を自ら消費するでなく、ちゃんと己のルーツとして働くような、変わらない過去との客観的な向き合い方、そしてエネルギーのもらい方を考えたいです。
納得のいく、歳の取り方をしたい。
 
あれ、「女生徒」の話ひとこともしてないね。笑
でも私が確かに、「女生徒」を読んで考えたこと、ではあります。
 
「女生徒」を描きたかったのはもちろんだけど、「女生徒」を内在させた状態で大人になっていくことも描きたかった。
「女生徒」の感覚を終わらせないというか、並走状態で生きていくこと。
ドラマトゥルクの有吉との対談でも話しましたが、私は「女生徒」をいま現在の自分の感覚と限りなく近いところで読めるので、その思考は大事にしたい。
 
 
・・・ここまで書いて、だんだん飽きてきちゃったので、ぼちぼちこの話終わります。
 
あと、有吉に何度も言われた「凹みすぎは逃げだよ」っていうのが、まさしくで、はい、そうです。
 
全ての皆様、素晴らしい時間をありがとうございました。
またどうぞよろしくお願い致します。
 
 
それから、えみワクと、カミグセWSオーディションも終わりました!
公演終わってもなんだかんだゴリゴリにワークショップしてたので、4月後半までエンジン回しっぱなしでした。
 
わりと基本のメニューをダーッとやっていたのですが、伝わる言葉、伝わらない言葉、色んな整理の仕方、個々の違った体感、毎度見ていて勉強になります。
 
あと、わたし、WSって死ぬほど疲れるのですが(でもすき)、世の演出家の諸先輩方はどうやってこれを何コマも何コマも乗り切っていらっしゃるのでしょうか、ご教示願いたい限りです。
全日程終えた次の日とかゾンビもびっくりの屍感です。
 
 
という、いろいろ終わったお知らせでした。
大変お世話になりました。
また今後もお世話になります。
懲りずによければお付き合いくださいませ。
 
 
さて、今後ですが、だいたいカミグセやった直後は制作業に戻るのがパターンで、少し先ですが6月にジョナサンズ水中めがね∞を控えております。
とはいえ、どちらもちょうど4月から本格的な動きだしだった為、今まさに走らせているプロジェクトです。
 
ちなみに、この2本で、私がひとりで手がける制作の現場はおしまいです。
(そのあとに職場のが1本と、運営のお仕事が秋にありますが。)
 
今年いっぱいで舞台制作はやめます。
色々考えた末なのですが、今のリズムだとスキルアップは望めないし、かといってまだ作品創作は手放したくないし、身体も全然持たないのです。
他にも色々思うことはあって、悔しいし、制作の仕事は大好きだけど、それ以上に心が折れてて、これ以上は続けられない気持ちになってしまいました。
なので、今年いっぱいはちゃんとやって、それで終わりです。
 
もし、また制作をやろうと思った時には、作品創作はやめて制作一本の状態で、ちゃんと時間を割ける体で戻ってくると思います。
もしくは、もっと別の形か。
 
ひとまずは、今決まっていることを、丁寧にやっていこうと思います。
こちらもどうぞよろしくお願い致します。
 
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